潮騒の聴こえる地に育った性で 海の幸には何時も恵まれていた。
そういう環境にいながらも きびなご にであったのは 物心ついて暫くあとであったように思う。
キビナゴの刺身 それが最初であろうか?
叔母が 手際よくこの十センチにも満たない小さな魚を開いていく。
体温を伝えないよう その手さばきに感心しているうちに そのなんともいえない小魚の刺身が目の前に。
いまだにそのときの新鮮さを超えたものにめぐり合えないのが一寸残念ではあるが。相変わらず 好きな魚でもある。
絵にしようと が 簡単なようで これは難しかったですね。苦戦苦戦。。。