絵を描くことが好きな御仁は いつでも何処でも どんなものでもと手を動かしてることが多いのではないだろうか。
面白いのは対象をリアルに描くことより 対象を自分なりに捉える事のように思う。
対象は一つであるけれど 描き手により 一にもなり千にもなるところが この世界の魅力かもしれない。
ショベルカーなどの工事用機器もそうであるが 人工物には動物の形態を思い起こさせるものが少なくない。
この 消火器も然り。そもそも自然が生み出した 満足される機能とそれを満足するに足る形態は長い年月をかけて研ぎ澄まされてきたものと思う。
自然の形態が美しいのに比べ 人工物のそれは一寸滑稽なの擬態の持つ宿命の様でもある。